春分の日にやること。そもそもなぜ休み?

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     春分の日は、太陽が赤道上を通過する春分の瞬間を基準に、日本において昼と夜の時間がほぼ等しくなる日のことを指します。毎年3月20日または21日ごろに設定されています。

    では、春分の日はそもそもなぜ休みなのか?それは、太陽が東から昇って西から沈む方向に移行するため、日照時間と夜間時間がほぼ等しくなります。このため、古代から春分の日は新しい生活を始める、春の訪れを祝う日とされてきたからです。

    また、春分の日は日本だけではなく、二十四節気の1つであり、太陽の黄経が0度のときと定義されています。二十四節気は太陽の動きを基準に、季節を分ける伝統的な暦の1つで、日本や中国などの東アジア地域で用いられているようです。


    では、春分の日の日本ではどのようなイベントや行事が行われているのでしょうか。
    以下に主なイベントをいくつかご紹介します。


    ◆春のお彼岸
    春分の日前後に行われる、先祖供養のための行事です。墓参りをする人も多く、家族でお墓参りに行くことが一般的です。お墓参りの際には墓石を清掃し、花を手向け、お線香を焚いて、先祖を供養します。お彼岸の期間中は、仏壇を清める習慣があります。仏壇の上の線香立てや花立てなどを清掃し、仏具を拭いて綺麗にします。お彼岸の期間中は、先祖におはぎやお団子、果物、菓子などの供物を捧げます。また、懐かしい味を求めて、親戚や家族が集まって食事をすることがあります。代表的な料理には、春菊や竹の子など、春の旬の食材を使ったものがあります。

    ◆お花見
    桜が開花し始める時期と重なるため、春分の日前後にお花見をする人も多くいます。公園や河川敷などで、花見のための場所を確保するために、前日から場所取りをすることもあります。お花見は、家族や友人、同僚など、親しい人々と一緒に、屋外で食事や飲み物を持参して、桜の下でおしゃべりを楽しみながら、桜の美しさを眺める行事で、花見弁当やお酒、スイーツなどを用意して、花見の楽しみをより一層盛り上げます。春の訪れを感じる、日本の美しい風景と文化を楽しむことができる行事として、多くの人々に愛されています。

    ◆春の祭り
    春分の日をはじめとする、春の時期に開催される祭りも多くあります。例えば、東京・浅草の「蛇祭り」や京都・上賀茂神社の「春季例大祭」などが有名です。

    ◆春のスポーツイベント
    春分の日は、新学期が始まる時期でもあります。高校野球や大学野球の春季リーグ戦、東京マラソン、プロ野球の開幕戦、なでしこリーグ開幕戦など、春の訪れとともに新しいシーズンのスタートを祝います。


    以上のように、日本では春分の日が何故休みなのか、そしてその日に何が行なわれ、コロナの規制が無くなった今年は久し振りに様々なイベントや行事が行われて景気良くなる事を願うばかりです。

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